先に私達を見つけてくれて、
少しだけ、全身を見せてくれたカモシカさん
彼らの生活を守るため、どこで会えたのか、詳細は書きません
この子に出会うことができたみんなが、
そんな風にこの子達が暮らしやすい山を守ろうとしてくれることを祈ります
中には、
餌付けされて無防備に私達に近づく野生動物もいました
ヤマガラは人なつっこくて、
誰かに美味しい餌をもらったことを覚えていて、
私達にも平気で近づいています
ここ以外のどこでも、よくあることなので、
そんなヤマガラを見つけると悲しくなります
え?なんで?
こんなに可愛い小鳥が近くに来てくれたら嬉しいでしょう
嬉しいです
こんなに美しい毛並みを、近くで見せてくれるのだから
でも、
悲しいです
私達は絶対に手出しをしませんし、
彼らを傷つけようとかつかまえようなんて思いません
でも…
人間がみんなそうであるとは限りません
私達は、野生動物観察を豊富に経験している青年スタッフたちから学びながら、
子どもたちと自然の中を歩いてきました
活動のあと、野生生物(動物も、植物も)との関わりについて、たくさん話し合ってきました
今回も、
山に入る前に大切な話をしました
山は、
私達のエリアではないこと
普段、生き物たちが静かに暮らしている、自然の生き物たちの場所であること
そこに、ちょっとだけお邪魔させてもらうということ
生き物たちの家を壊したり、怖がらせたり、邪魔したりしないこと
そして、
なぜ、餌付けをしてはいけないのか
青年スタッフは子どもたちにわかるように話してくれました
小鳥たちは、
自分で餌を見つけて食べて生きています
でも、もし、人間がもっと美味しい餌をたくさんくれたらどうでしょう
また人間がくれるかもしれない、と近づいてくると思います
でも、
人間は、毎日、一年中、美味しい餌をずっとくれるわけではありません
人間が餌をくれることに慣れて、自分で餌を探せなくなった小鳥はどうなるでしょうか
それから、
人間がくれる餌が木の実よりも栄養が豊富で、
体が大きくなりすぎて飛べなくなった小鳥が、渡り鳥として季節ごとに移動する時に、
移動できなくなってしまうこともあるのです
そんな話を、
子どもたちは青年スタッフから聞き、神妙な顔をしていました
だから子どもたちは、
きっと、わかってくれたと思います
DSSの活動は、
ただ、自然の中で自由気ままに遊んで騒ぐことだけが目的ではありません
山のてっぺんまで登り切ることだけでもありません
私達は自然の中のほんの一部でしかないこと
人間が自然の中で一番偉いわけじゃないことを
知ってほしいのです
そして、山の斜面も、積もった落ち葉も、つるつる滑る地面も、
冷たい風も、突然降ってくる雪も、
私達が思い通りにできるものではないことを、
体験してほしいのです
それでは、
今回もエントリーしてくれた保護者のみなさんからの感想から抜粋して紹介いたします
昨日の登山では大変お世話になりました。
とても素敵な登山で、まだ余韻に浸っている気分です。
今回は新しいルートということで、下見も入念にしていただいたの
おかげで、こんな場所にこんなところが!という驚きやカモシカと
ロープウェイから見た紅葉も、山の中で枯れ葉が落ちた木のシルエ
いつもありがとうございます!
青年スタッフの皆さんにもいつもお世話になっています。
Oちゃん(青年スタッフ)が登山口で伝えてくれた
「お山は動物さんたちの家。僕たちはそこにお邪魔させてもらうん
木の実とかも少しなら良いけど、リスさん達のご飯だから、全部と
というようなことを(言い回しは忘れてしまったのですが)ゆっく
一概に禁止するのではなくて、Oちゃんの気持ちとして伝えてくれ
きっとこの話を聞いたお母さん達は周りの子に同じように伝えてく
本当にOちゃんに出会えたことを感謝します。
道中、まさかの風花*からの降雪に遭い驚きましたが、みんなそれも
大人は寒さに震えていましたが、子ども達は動き回っていてそんな
やっぱり群れの力はすごいですよね。
Mもたぶん寒さや疲れに途中心が折れる場面もあったかもしれま
皆さんが優しくサポートしてくれたおかげだと思います。ありがと
それに、Cちゃん(青年スタッフ)のおかげで、ちょっぴりのぞいたカモシカの可
奇跡の巡り合わせ、というのもあると思いますが、それ以上に動物
家族で出掛けていたら十中八九見逃していたと思います。
やっぱり誰かと登山って素敵ですね。
今回も2人がみんなと張り切って登ってくれたおかげで、どんぐり
これも、スタッフの皆さまのおかげです。
いつもありがとうございます。
そして、あっという間の解散時間。
帰りの電車ではAちゃん夫妻(力持ちスタッフ&医療スタッフ)に娘が大変お世話になりました。お
スタッフ皆さんと握手しながら、今日も良い一日だったなぁとじん
OちゃんとCちゃんはお忙しくなるのかな?しばらくお会いでき
美味しいクッキーのお心遣いもありがとうございました。
帰りの車中では、いつものように迎えにきてくれた夫に1日の思い
カモシカのこと、雪のこと、千葉からやってきた仲間のこと、1:
私はその中でつい
「今日さ、雪とか降ってたけど寒くなかった?大丈夫だった?」
と聞いてしまいました
今思えば聞かなきゃ良かったなと思います。
なぜなら、2人ともそれを聞いてきょとんとして
「ぜんぜん大丈夫だったけど、なんで?」
と言われてしまったからです。
様子を見ていた限り、寒くないはずはなかったですが(笑)子ども
余計なことを蒸し返しました……反省。
(当日の山登り中にそういう事を聞かずにいてほんとに良かったで
*風花(かざはな)
遠くで降っている雪が風に乗って飛んできて、雪雲もないのに雪が降っているみたいに雪が舞う気象現象のこと
今回、遠く千葉から来てくれたご家族が、「かざはな?」って…知らなかったし、その現象さえも存在しないんだな、って知りました!
群馬ではよくあることです
なぜか「はあて」と呼ぶ地域もあります
(たぶん雪を食べてます・笑)
本当に毎回、山の色んな姿を見れて、室内にいることが多い子ども
本来の自然ってこういうものなんですよね。
人間がジタバタしたって天気は変えられないし泣いたって風は止ま
そんな中でも昼食の時間にはみんなで走りまくったり体操したりと
1週間前は汗ばむほどでも、お日様の力がなければ雪が降るし、ロ
DSSを続けてくれてくださり本当にありがとうございます。
Mは本当に心から楽しかったようで、家族での登山では文句が出
今回、年齢の離れたバディではなく近い年齢でバディを組んでいた
いつも絶妙なバディ組み分けありがとうございます。
DSSスタッフの皆様
この度は、ありがとうございました‼︎
初めての1人旅に心はウキウキしているものの、前夜は何度も目が
ドキドキして、何枚も東京駅の構内図と
睨めっこしていました。
高崎駅の待ち合わせの確認では
自分が乗ってくる新幹線から待ち合わせまでのルートに当てをつけ
ん?待ち合わせは改札の中?外?
高崎駅の外?もう一度隅々まで詳細を見て
泉先生に聞くことに。
構内図に待ち合わせまでのルートを
書き込んで写真を撮り
泉先生にメールを送りました。
すぐに返信がきて正しいルートとメッセージを添えて頂きました。
それはそれは、丁寧なやりとりで
あ、ここで間違ったんだ!って
一目でわかるものでした。
親以外の人に、わからない事を
具体的に聞いて
目で見て確認して自ら修正してやり直す
初めての経験でした。
(わからない事を一旦考える前から、すぐわならないから聞く〜み
夜8時頃、帰宅した娘の音がした時に
私の心も地に足がつきました。
出発前に見せた不安とワクワクの入り混じった娘の顔は帰宅した時
Cちゃんが落ち葉を掻き分けて
動物の糞を見つけて、どんな動物が通ったか分かるんだよ!可愛い
しかを見たよ!
DSS夏の合宿であった子達と
また会えた‼︎
山の紅葉に感動したー
とにかく山は寒かった〜!
命がけの崖っぷちを歩いたよー
高崎駅の集合場所についた時
泉先生が良く来たねって言ってもらえた事、
帰りの電車でだるま弁当を食べようとしたけど、混んでそうだから
帰ってきた事、
ぁあ〜楽しかったなぁって
話をしながら母の膝の上で眠りました。
小学校最後の年に初めてDSSの
スキーに参加、夏は合宿
(これは親が同伴していました。)
今回は家族の日程が合わないのを
チャンスと見て1人で行く事になったのです。
多忙なスケジュールの中
この日のために事前に現地へ行って、
こんな場所、見せたいな
ここは危険な場所だけど経験させたいな、ここは今回は辞めておこ
私には想像することもできないくらい
考えが深く、愛とエネルギーに満ちている泉先生を身近(本当はも
私たちに出来ることは
子供の心のエネルギーを守ること
なんだなと。
未熟な母なので
って言っているうちに
子供は成長してしまいました。
今回も学びを頂きありがとうございました。
昨日は大変お世話になりました。
エントリーしてくれたみなさん、
お父さんも、お母さんも、ありがとうございました
そして、多忙な学生生活や仕事の合間に県外から手伝いに来てくれる青年スタッフのみんな、
本当にいつもありがとう
Mーちゃん、アルバイトをかけもちしたり、多忙な実習ばかりだったり、
きっと、スケジュール調整が大変だったことでしょう
ありがとう
Oちゃんは職場も自然環境豊かな場所で、ちょうど繁忙期で休みをとるのが大変だったと思います
山の中で何か見つけると、みんな「Oちゃーーん」って叫んでいましたね
スマホじゃなくて、図鑑を背負ってきてくれるOちゃん
いつも本当にありがとう
来春からは長女のCも社会人になり、
今よりももっと遠くに住むことになりそうです
今回は来られなかったけど、
いつも手伝ってくれるMっちゃんも、
来春から社会人で、長女よりさらに遠くで暮らすことになりそうです
今は、みんな同じ町で暮らす、家族のような仲間達です
羨ましいくらい、いつも一緒で、みんなで近くに暮らしています
でも、
春からは、少し、離れることになるんですね
それでも、もし、帰省のスケジュールと仲間のスケジュールが合うことがあれば、
青年スタッフが集まって、みんなと一緒に1日過ごすことを企画してくれるかもしれません
その時のために、
私はいつでも、
青年スタッフ達を迎える準備をしておこうと思います
子どもたちも、保護者のみなさんも、
青年スタッフ達のことをずっと覚えていてほしいです
エントリーしてくれたみなさんには、
今回、主に青年スタッフたちが撮影してくれた写真をアルバム公開する予定です
楽しみにしていてください
次回の行事はいつになるかわかりませんが、
私主催でなくても、みなさんの願いが重なれば、きっとまた実現できると思います
そして、
子どもたちの自然遊びを続けていくため、
大人はどうあるべきか、
みんなで考える機会も作れたらいいね、って志を共にする仲間と話し合っているところです
いろいろ、みんなで一緒に考えたいこと、一緒にやってみたいこと、
まだまだあります
環境はどんどん難しくなっても、私はやっぱり、
目の前でどんどん成長する子どもたちの「いま」を諦めたくありません
親御さんたちもどうか諦めないでください
子どもたちの「いま」がどれだけ大切か、
大人は忘れがちですが、どうか、子どもの近くにいる大人たちだけは、
そのことを忘れずにいてください
なんだったんだーー??