全て描けているじゃないですか~!
 
これでいいんですよ
これだけでまずは十分なんです
 
一生懸命星を、言われた通りの数で描こうとしていたんでしょう?
それでいいんですよ
合計何個、って答えられなくても、
ちょっと数を描き間違えてしまったとしても、
片手に16個ずつ、描こうとしたのは明らかです
素晴らしいですね
 
「何も言わないで」と言ったのは、
どんぐりのルールだからなのですが、
もしかしたら日常的で、
すごく自然に、お子さんとのやりとりを優しく楽しくしているだけなんだと思うのですが、
どんぐりの時間だけはそのやりとりを封印して、
そう、封印するためにお母さんも夢中で何か、
自分の問題に向き合っていて、お子さんのことを見ていない、
というアピールをした方がいいんです
いちばんいいのは大人のどんぐり問題を解くことですが、
他の勉強でもいいです
子どもは同じことをしていてほしいので、ただ本を読むよりは、何か書く方がいいですね
 
今回は私と初対面で緊張していたのもあるかと思うのですが、
なにかとお母さんの顔を見て確認していましたよね
 
かわいかったですね
でも、どんぐりでは、もっともっと自分の思考に入り込むことが大切なんです
 
助言は絶対にもらえない
確認もできない
それは、
すごく冷たくて、残酷なようで、実は、
自分の世界に入れば自由で、どんな風に考えてもいいんだ、ってことなので、
それがわかってくると、どんどんのめり込んで思考して描いていくようになります
そうすると、どんどん脳内が広がって、複雑な思考回路ができるんですよ
 
 
 
ある日のオンライン個別どんぐりの添削画像に添えて私が書いたメールの一部です
画像も一部を切り取っています
 
糸山先生の過去ログのように、
全ての往復書簡を公開したい気持ちもあり、
(実際、それが私の修行中の教科書だったわけだし)
メールフォームにはそのような前置きを明記してはあるのですが、
自分の書いた文章以外はなかなか公開する勇気がなく、
ときどき、個別に連絡して許可をいただいたりして掲載することはあるのですが
今回は無許可なので画像もいちぶを、
そして私の書いた文章だけを掲載します
 
どんぐりをはじめて半年ほどの小学校1年生の男の子さんで、
これまで親子どんぐりでやってきたけど、
なかなか導入がうまくできず、嫌がるようになってしまった、というようなご相談でした
 
途中で投げ出してしまったり、
機嫌を損ねてしまったり、とのことで、
初めてのオンラインの前にもそのような恐れがある、というような前置きがありました
 
私としては、
いつも通りに、
自己紹介して、
このヘンテコなテレビ電話みたいなのでお顔見せてるのは、
直接会えないからなんだ~って感じで始めて…
 
少しおしゃべりして、
どんぐり問題の説明をして、
一緒にやってみよう
ほんとはおんなじ問題やらないんだけど、
さとちゃんの手元は見えないから今日はおんなじのやっちゃおう~って言って、
私の方はだいぶひとりごとをブツブツいいながら絵を描いて、
お子さんの方が「描けた」と言っても「待って、待って!もうちょっと…」と色を塗っていたり
同時進行で一緒に解いて、最後にせーの!で見せる、っていう独自のやり方を、
どんぐり初心者のお子さんとはしています
 
この子は最後まで一生懸命描いて、
どうやら途中で「もっと数えやすく」と描き直して、
ついに描き上げました
オンラインでは画像を細かく見ることはできないので、
じゃーん!って見せてもらったあとに、写真を送ってもらいます
数日後、送られてきた作品の写真を見て、私は歓声を上げてしまいました
 
だって全部描けていたから

私が書いたメールの続きです
 
学校や塾の先生、
親御さんでもそうなのですが、
誰かが教えた通りにできるかどうかなんて、しょせん模倣を超えないんです
どんなことからも1を聞いて100を知る、という展開タイプの脳の子もいることはいるのですが、
いま、学校では「従う」ことが原則になってしまっているので、
思考回路を複雑に豊かに育てるためには、
学校以外で自由に自分の脳を使う時間を多くとることが必要なんです
だから宿題もゲームも制限が必要なんです
それらは、結局決まったことを繰り返すだけなので、成長期の脳には…よくないんです
 
○○でいいんじゃない?
○○してみたら?
という優しげな提案も、子どもにとっては思考を限定する提案です
大人が導くよりずっと、子どもの思考は無限大です
それを、制限してしまうことになります
次からは、またその提案を待つことになり、
段々と自分で考えなくなります
 
もったいないですよね
最初はみんな、自分で自由に考えたくて、そうしていたはずなのに
 
とにかく、よく描けています!
約束したので私の絵も送りますが、
比較するとなんと陳腐な絵なんでしょう
子どもの絵には敵いません
一生懸命ひとつひとつ描いているお子さんの絵の方がずっと素敵です
 
ではでは
また、いつでも連絡くださいね
 
 
ブログを落ち着いて書き始めると、
すぐに色々なケースを思い出して、
こんなこと書けないな…とか、
曖昧に書きすぎたかな…とか、
途中で読み返すと嫌になってしまって消してしまうことが増えました
 
以前にもリクエストがあった私がメールに書いている文章を敢えて公開することで、
もしかしてご自身のケース、お子さんのケースに近いかも、ってポイントが見つけられたなら、
それでもいいのかもしれない、と久々に紹介してみました
 
やっぱり直接、お子さんを見て、または作品を見て、
具体的なアドバイスを書いている時の方が書き進められるし、
なにより、保護者さんとの個人的なやりとりのなかで、
保護者さんの真剣な気持ちも伝わってくるので、
私も真剣に言葉を選び、書き続けられます
 
あ、自分宛のメールだ!ってお気づきになると、
個人情報を公開されたような錯角に陥ってしまうかもしれないけど、
みなさん側の情報は一切公開していないのでどうかご容赦ください
あくまでも、私の書いたものを、紹介しています
 
こうしたメールは1日に何通も書いているので、
またときどき公開したいと思います