
いつから始めたんだっけ
群馬県民の日は平日に学校が休みになるけど親は休みじゃない!ってことが多く、
仕事を調整してわが子と過ごしながら、
「こんな日こそ近場でみんなで楽しめたら」って思い立って企画し始めたのです
朝、子どもたちと集合して、
お仕事やお家のことが調整できる保護者の方には引率を手伝ってもらって、
近場で思い切り遊べるところにできるだけ歩いて行ってみよう、って
学舎から1時間弱で歩いていける前橋市の公園か、
駅に集合して観音山の上にある公園か
今年は前橋市の公園
45分で到着
公園で何をするか、っていうと
なんてことないんです
ただ私の願い、そしてはっきりと伝えているのはひとつ
「どうせならみんなでできることを」
ひとりや少人数やきょうだいで遊ぶのはいつだってできる
どうせならたくさんの友達とできることをしようよ
とはいえ、到着してしばらくは自由に遊ぶ
まず川辺におりたので、思い思いのことをしてる
夏みたいな川遊びはできないけど、
濡れながら足だけ入る人、

石を動かす人、



土塁や流れを作る人

砂鉄の鉱脈を探す人

集めて精製する人
お腹がすいた、と何人かが言い出します
お昼にしようか、と提案するも、
「まだお腹が空いていない」と言う子は必ず何人かいます
そういうとき、「個々の自由でいい」という考えもあるけど、
私は、なんとなく、違うんです
みんなでご飯を食べたいな
よし、と覚悟を決めた子から川を離れる
ひとり、またひとりと減っていく
最後まで残って「まだまだ」とがんばっていた子も、
自分の気の済むタイミングまで仕上げると、「よっし」と立ち上がる
秒単位で一斉に動かなくてもいい
その子それぞれのタイミングがあってもいい
でも、こうやって自分のタイミングでみんなと一緒に行動できる
そういう経験も必要なんだと私は思うのです
お昼ご飯を食べたら川での遊びをすっかり忘れたかのように次の遊びに移ります
事前の話し合いで「T野球は絶対やりたい」と言う意見が出たので、道具は運んでもらってあります
野球が得意な子は思い切り「ちゃんとした野球」がやりたい様子
思い切り投げて、打って、遊んでいる様子をしばらく見ていると、
遠巻きに、やっぱりそこには近づけない小さな子たちや女の子たち
少しして、近づいて提案
Tボールならピッチャーもキャッチャーも要らない、誰でも打てる野球遊びができます
ルールはDSSオリジナルのヘンテコルール
本当の野球なら打球を追って、拾って、走者が向かっている塁に投げなきゃいけない
でも、投げるにも力の差や経験の差が出てしまうので、
DSSのルールは年齢差も実力差も関係ないものになっています
(詳しく知りたい方はぜひ、遊びに来てください)
「全員でできる、いつものT野球、しようか」
野球が得意な子にはきっと物足りないだろうけど、小さい子も女の子もみんな一緒にできるんです
Tの高さが低いよ、っていう子に「上手なんだから、そこは自分で調整できるはず」
というとまんざらでもない表情
大人もチームに入って、試合開始!
へなちょこ審判(わたし)にブーブー文句も出たけど、
なかなか上手に打てない子に自然に駆け寄る上手な子

思い切り走って、笑って
その後は、(大人がへとへとなので)
少しずつ道具を整理しながらやっぱり仲間遊びを続けます
せっかくだからみんなでやってみたかった色々を提案してみたり、
子ども同士で考えて遊ぶ様子を観察してみたり
あっという間に帰る時間になり、また歩いて学舎へ戻ります
最後は学舎の前で、
近所の生徒さんちがみんなで分けて、って持ってきてくれた野菜を大騒ぎして分けていました
とにかくいちいち大騒ぎです
大騒ぎしていい日だし
大騒ぎできる場所で、できる仲間とだから
こんな日があっていい
こんな日がもっとあるといい
つくづく思いました
さあ、歩いて帰るよ、と公園の上に上がって、
トイレに行く人は行ってきてね~と土手の上で待っていると、
始まったのは土手滑り、というか土手転がり
そして、帰り支度なんだ、と気づいたとたん、すごく切ない表情で私を見上げて、
「これって、今後またするの?」と聞いてきた子がいました
圧倒的に遊びが足りていない、と普段から感じる子です
親御さんは忙しいみたいで、子どもまんなかの暮らしをしている感じではなく、
ちょっとしたことで心がすぐに折れてしまう子です
川ではお尻や足を濡らしてしまったり、
こっそり様子を見ていたら、誰かにああして、こうして、と頼むも、
みんな自分のことで一杯で聞く耳を持たず、なかなか相手にしてもらえない
さあ、どうするか?と思ったら、「しょうがないな」というような覚悟を決めた表情で、
自分もひとりで挑戦して、他の子と一緒に遊ぼうと近づいていきました
いつもは今にも泣き出しそうな不安な顔をしているのに、
この日はキリッとした表情で大きな声を出して思い切り遊んでいたのです
切ない顔で私に「今度また…」と聞いてきたのは、
この日が終わってしまうのが心配になったからなのでしょう
きっとすごく、楽しかったんだと思います
「また、来たい?」と聞き返すと、
思い切り首をぶんぶん縦に振っていました
