聡子先生

お世話になっております。
理科の質問に何度も答えて下さりありがとうございました。
わからなくてもの凄くイライラしていましたが、先生からのメールで理解すると落ち着きました。
翌日、学校から帰宅すると「昨日先生の説明でスッキリしたから、今日は全部わかってメッチャ楽しかった(^。^)」と言っていました。

わからない事で凄くイライラしますが、「もういいや!」と諦める事はありません。また、もう覚えればいいや!ともならないのは、どんぐりをやって来た効果だなと思っています。
納得するまで諦められない、習慣?性格?体質?に育っている感じでしょうか。

週末、テスト勉強をしていてまたイライラしていましたが、教科書を読み込んで何とか答えを探しているようでした。
まともにテスト勉強を早めに始めたのが今回からなので、何を何処までやればいいのかまだ手探りのようです。

この自分で手探りでやっていく事が大事なんだなと、私は嬉しく感じながら様子を見ています。

学校の先生には質問しにくいようで、聡子先生という何でも質問できる先生がいる事、本当に感謝しています。
ありがとうございます。

先生のブログも読みました。志を持って教職に就いている先生もいますが、そうではない先生もいますね。
少ないですが、そういう先生に当たってしまった時、特に小学生の時はきちんと理解出来ないまま進んでしまう事に不安を感じます。

実際、学校公開で見ていた算数の授業。親も全く理解出来ず「子供達はこれでわかったのかな?」と話した事がありました。
帰宅後、子どもにわかったか聞きましたが、大丈夫と言っていました。でも何が大丈夫なのか、わかったかわかっていないのか本人もよく分かっていなかったのだと思います。
そして5年生の頃わかっていない内容があり、学年を遡って確認すると、あの学校公開の時の授業内容でした。

また、5年生の「単位量当たりの大きさ」の授業の時、先生の説明がよく分からなかったので質問をした子がいたそうです。すると先生は「だってそうじゃん!」と答えたそうです。
子どもはその事を話しながら「だってそうじゃんて何だよ」と言っていました。

そして中学1年生の時、数学で発展クラスを担当していた先生は「発展クラスはみんな頭がいいから楽でいい。だからこのクラスをずっと担当したい。」と言っていたそうです。
正負の数の単元で「マイナス×マイナスは何でプラスになるんですか?」と質問した子には「それは僕にも分からないんだよね。自分で考えて」と答えたそうです。
子どもも分からない所だったので、必死で教科書を読んだと言っていました。
この先生はみんな塾でやっているからと教科書をなぞるだけの説明、計算問題も画像で答えを映すだけで解く手順は解説しない先生でした。
学校公開で私が授業を見ていた時、いつまでも計算問題ばかりで一向に新しい授業内容に入らず、私のことをチラチラ気にして見ていました。
平日で私しか授業を見ていなかったので、早くいなくならないかなと思われていたように感じました。

子どもの疑問が解決した時のスッキリした顔が嬉しくて、お礼のメールでした。
今後とも宜しくお願い致します。

(元どんぐりっこ 現在中学生DKオンラインの保護者さんから)

DKオンラインでは、
全科目の解説を「必要なときだけ」しています
本当は、
それだけ(単発質問だけ)でやっていきたいけれど、
「積み重ね科目」の数学や英語の質問をされたとき、
ここがわかっていない、ということはこの前の部分はどうなんだろう
2年生のここで躓いているということは、1年生のときの状況がどうだったんだろう
と、どうしてもその1問だけ解説したのでは解決しないことが多いので、
英語は学校の教科書進行に合わせて(本当はそれでは系統立っていないから嫌なのですが…)
数学も、基礎から発展まで順に解いて中学生本人にも状況が見えるように、
英語と数学だけは、プランが立ててあります
2年生だけど1年内容から始める子もいるし、
3年生で、苦手だった1、2年生の必要な単元だけ受講する子もいます
そもそもわかっていないままの部分があったら、いくら積み重ねても崩れてしまいます
鎮痛剤のように対症療法でしのいでも、その先、また同じことで躓くかもしれない
それを放っておきたくありません
まあ、放っておきたくない、と私が思っても、
本人が放っておいても平気な場合、理解に繋げるのは難しいのですが

それでも、見落としが少なく、自分でもあとで自分の欠点や特徴が見えるように、と、
方法を示し、助言はしています
それを実践するかどうかは「水辺に馬」理論です
ごくりとやってもらわないと、水は飲めないのですから

でも、上記のメールをくださった御家庭のお子さんは、
わからなくても諦めず、イライラしながらも独自に勉強を進め、助けが必要なときだけ私に連絡する、という方法を選んでくれています

小学校時代から授業や先生に疑問をもって、冷静にわが子の環境を見つめることができたのはさすがのどんぐらーさん(どんぐり実践者の保護者さんをこう呼ぶそうです)です
その観察眼と洞察力、冷静さ…実はこの保護者さんの親御さんが学校の先生で、それも、とてつもなく先生らしい先生で、学ぶ喜びをたくさんの生徒さんに伝えていらした方なのだそうです
感動するエピソードをいくつもお聞きしました
その先生が「だってそうじゃん!」っていう先生からの言葉を聞いたら、
どんな風に思ったでしょう
あまりに乱暴な発言です
ただ、全国あちこちから、似たような報告が届きます
そして私も小中学生時代、「そんなのわかんなくていい」とか「そんなの入試に出ないから知らなくていい」とか…何度も先生に言われた経験があります
私もこのメールの生徒さんと同じで、「なんでっ」ってちょっと苛ついたりもしましたが、結局自分で調べた方が早いな、とか、全部教科書に(参考書に)書いてあるな、って気づき独学の方法を見つけたのも、そんな先生のおかげかもしれない、と今は思います

わからない、という状態をあきらめないこと、
むしろ、そこを原動力にできること
それは、どんぐり問題を解いている小学生たちを見ていると、「このままいけば自ずとそうなる」とわかるのですが、どうも、それでも、いちばん身近な家庭の中で、そうじゃない方へ知らずに導いてしまう恐れもあるかな、と感じることもあります

先日見かけた短い動画から

慶應大学教授 中室牧子さん
親は教育に投資すべき?
親の重課金が学ぶ楽しさを奪う
私が大学で結構驚いたのは
「先生、この授業の単位を取るために最低限の勉強時間て何時間ですか」
って学生から聞かれたことがあるんです
それにめちゃくちゃビックリしまして
どうしてそんな風に考えるのかっていうことを問うてみると、
親から重課金されて嫌というほど勉強してきた、だから勉強することは苦行であって、
大学に入ってまで1秒たりとも勉強したくない
っていう風に言うんですよね
私はね、
この時代にそういう考え方になっちゃうと
厳しいんじゃないかと思うんです
人生100年時代でリスキリングとか言われて、
どんどん付加価値の高い生産性が高い産業の中で
自分の能力を発揮していかなきゃいけない変化の激しい時代に
勉強することは嫌だし、学ぶことは苦行だしってなってしまうと
かえってキツいんじゃないかと
親が重課金することを止めるつもりはないけれども、
それが子どもが学ぶことを楽しいと思う気持ちを奪う結果になってもらいたくはないなあ、
と思うんですね

重課金なんて言葉も知らなかったし、(中室先生は教育経済学で有名なので)
学業成績上位で合格する大学に入学した学生さんがそんなことを言うんだなあ、って驚きましたが、
「重課金」するかどうかはともかく、
親御さん自らが、
「学ぶことを楽しいと思う気持ちを奪う」という意に反する結果を生んでいる可能性がある、というのはあちこちで実際に見られることです

どんぐりでも、
お宝を残念がったり
ヒントを与えて正解に導いてしまったり
よい点数を褒めすぎたり
お金の問題じゃなくて、ちょっとしたひと言で、
子どもの学ぶ意欲や、「わからない」を原動力にするきっかけを奪ってしまっている可能性があります

いつも書きますが、
いいんですよ
その自覚があれば
気づきがあれば
その時、立ち止まってその後しなければいいんです
でも、
取り戻せないんです
簡単には
でも、それでも、生きていくんです
子どもは子どもの人生を
だから
邪魔しちゃいけないんです、それ以上

ずっと抱っこしててあげられるなら
ずっとフォローしてあげられるなら

それが絶対に一生は無理だから、今しかないんです

みすみす、子どもが苦しむ道へ誤って導くことがないように
わが子が自分の人生を謳歌する姿を、荒波を乗り越える姿を、
見守り、信じ続けられる親でいられるように

もうひとつだけ実例を
先日、
「漢字が急に書けるようになった」というエピソードを伝えてくれた保護者さんがいました
どんぐりっこで、宿題もせず、テストのための練習もせず、でも、それにしてもなかなか漢字を覚えないな、あまりにも書けないな、と実は心の奥底では心配していたようです
でも、あることがきっかけで急に美しい文字で漢字を書いて、テストである程度の点数をとってきて驚いたそうです
もちろん、練習させたり、勉強させたりしたわけではないのです
親御さんの推察では、全く別の、その子の個人的な趣味の方向からの成果かもしれない、という分析です
何気なく置いてあったそのテストを見て、親御さんは点数ではなく、文字の美しさに、ただただ、驚いたそうです
もちろん、内心では点数に驚き喜んでいたのですが、それを表に出さず文字の美しさに
その子は誇らしげで、喜んでいたそうです
「内心、涙が出そうでした」という言葉に、私も涙が出そうでした

糸山先生が全身で伝えてくれた、
最期まで全力で伝え続けた、
「待って。待って。待って」
という言葉が脳内で反響していました

「どうして待てないんだ」
という言葉も

もういちど、最初のメールから私の心が揺さぶられた言葉を引用します

生徒さん:今日は全部わかってメッチャ楽しかった
親御さん:この自分で手探りでやっていく事が大事なんだなと、私は嬉しく感じながら様子を見ています

どうですか
わからなかったことがわかって、「楽しい」とお子さん
子どもが試行錯誤、苛ついたりしながらも奮闘する様子を見て「嬉しく感じながら様子を見ている」親御さん

素敵でしょ
これからも、
きっとそうやって生きていくんです

オンライン受講生の保護者さんからの内緒の連絡にはいつも励まされます
中学生の場合、保護者さんとの交流の機会はなく、
独学力のためには保護者の助けがない方が早くうまくいくので、
ほとんどの連絡は生徒さんに直接しているだけなのですが、
親御さんから見た家庭での生徒さんの様子や、
どんなことを話しているのかなど、ときどきおしゃべりのようにメールで報告が届くと
とっても嬉しいです

ありがとうございます

※現在、DKオンラインは新規受講生の募集を停止中です
夏休み頃から若干名、新規受講生の募集を再開致します
困った時だけ単発利用、というコースもあるので、
必要に応じて活用なさってください