これは山頂からの景色
さてさて
今期2回目の水沢山ハイキング
3月に企画したのに、
まさかの…積雪があったり、
まさかの…ロープウェイの運休があったり、
いずれも「そんなはずじゃなかった…」なのに、
積雪でテンションMAXの子どもたち、
ロープウェイに乗れていたら成功しなかった全員での登山、
結果的には、
みんな無事に歩き通して、
そりゃあ、もう、お見事でした
それもこれも、
一緒に歩いてくださった保護者さんたち
そしてなにより、
山梨から駆けつけてくれた青年スタッフたちのおかげです
保護者さんたちからの感想も含めて、
記録としてこの凄まじいハイキングの模様を、
お届けします
(プライバシーに関わる部分は一部改編しています)
こんにちは!
日曜日の水沢山の登山では大変お世話になりました。
雪の中の登山で疲れたはずなのに、充実感や非日常的な経験(特に
色々ありすぎて、迎えに来てくれた夫の車の中では何から話せば良
私も昨日あれだけ疲れたのに、充実感が勝ったのか登山に慣れてき
感情やモチベーションって体に現れるんだなぁっとしみじみ実感し
想定外のロープウェイ運休や雪でしたが、私たちにとってはそれが
運休を聞いて誰1人マイナスになる事なく「ありゃ〜!これはみん
たっぷりの雪遊びに、動物達の足跡、自分たちではどうにも出来な
また、大学生の皆さんのおかげで子ども達はとても楽しく貴重な経
みんな忙しいのに前泊で来てもらい、Oちゃん(青年スタッフ)に至っては前日の
途中の道でAちゃん(DSSスタッフ)もマダム達を待っていてくれたのを見て、Aちゃんが子どもを任せたということは、きっと実力も気配りも信
そして、小学生組はどんどん先にいってしまいほぼ見えなかったの
子どもたちにとって青年さんとの時間は貴重なものだったと思いま
保護者が側につかないで…と周りから色々言われたかもしれません
子ども達も、あんな風になりたいと憧れを抱いたんじゃないかなと
Oちゃんに会いに、いつか《Oちゃんの仕事場》に行きたいと思います!
Kは帰ってきてから、Mちゃん(青年スタッフ)とまた遊びたい!Mちゃん
素晴らしい思い出をありがとうございました。
そして1日ずっと優しくM(年中さん)に寄り添ってくれていたSちゃん(DK中3生)。
とっても素敵なお嬢さんで、神の子なのでは…と思ってしまいまし
Mを連れてきてしまって大丈夫かな…?と不安でいっぱいだった
Mと行動していると自分の思い通りになんて動けないし、煩わし
バディとして3人を組んでくださったさとこ先生の配慮もとてもあ
おかげで、朝からホッとして女子会…というかマダム会(?)に華
道中もみんな童心に帰って雪にハマったり滑ったり出来たのはきっ
もし、家族で行ってたら雪や山の大変なところをクローズアップし
そして、たぶん家族でいってたらマダム達は雪の滑り台に挑戦しな
先日のDSS水沢山では大変お世話になりました。
まさかまさかの連続で忘れられない山登りとなりました(笑)
うちの場合のまさか第一弾は渋川駅の段階で思った以上に寒かった
本当に情けない話ですが、寒い時期の登山の経験がなさすぎて、
あの日の天気の良さなら登っているうちに暑くなるかなと秋の登山
手袋もネックウォーマーもなく、ズボンの重ね着もせず・・・。
子どもたちも寒かっただろうなと思います。
バンダナや手袋を貸してくださったり、
本当にありがたかったです。
ロープウェイの運休あり、思った以上の積雪あり
他の登山者の白い目ありと色々あった山登りでしたが
今回一番印象に残ったのはやっぱり青年スタッフさんたちの対応
家族だけで行っていたら間違いなくネガティブな印象になってしま
私はハイキングコースチームで歩いていたので、
小さい子達に付き添っていたOちゃんやCちゃん(青年スタッフ)の対応にただ
まずは全くせかさないこと。
家族だけだとせかしてしまいそうなスピードでしたが、
Tさんご夫妻が「Yにはこのペースがいいんだね。
と話しているが聞こえました。
そして下りの凍結した道で小さい子がしりもちをついて偶然?
「お!それいいね!ぼくも滑ろう♪」
家族だけだったらおしりで滑って下りようなんて絶対思いつかなか
眉間にしわを寄せながら、「危ない」「危ない」
そんな否定的な言葉を発しながら下りるのと「滑ると早~い♪」
これには本当に感動しました。
そして道路に出たら全力の雪合戦。
スキーウェアでもないのに雪穴に入って遊んでいたりしました。
それもやっぱり青年たちが全力で相手をしていてくれたからで、
「風邪ひくよ」とか「しもやけになっちゃうよ」
登山経験の少ない我が家にとっては大変な状況での登山でしたが、
青年たちのおかげで家族だけで行ったのとは全く違う結果となり
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
そして聡子先生も、
伊香保温泉で帰りのバスを待っている時に、
「全員乗れるかな?小さいバスだったらどうしよう?」
来たら大きなバスだったので「良かったね」
たまたま大きなバスが来たと思い込んでいました。
下見をしてくださるのももちろんですが、
ここまで考えていてくれてるんだ、と本当にびっくりしました。
どんぐり学舎のメンバーはどんぐり仲間が近くにいるので個々でも
通信の子達にとっては本当に貴重な機会だと思います。
普通のキャンプ企画なら近くでもやっているでしょうが、「
まずは高崎駅に集合
電車の中から山が見えてきたよ
渋川駅の前では毎回おにごっこ…
これから山歩きですよ
体力温存したい大人たち……子どもは限界を知らない…
渋川駅前でバスを待つ間、青年スタッフの自己紹介
私のミスでロープウェイ運休を知らず…
水沢観音コースから全員で登ることに…
このときは「まずいことになった」と実は思っていたけど、
結果的にはロープウェイのコースと分かれる方がまずいことだったので、
なんとも不思議な神様の思し召し
水沢山をよく知る人は、
「森林公園からの短いコース」
と、
「水沢観音からの長いコース」
を比較して、
前者の方が短いけどハードだ、
と言ったりします
両方よくしっている私たちスタッフですが、
いつもは「森林公園からの短いコース」を歩きます
短いけれど、岩場あり、砂利場あり、ロープあり、崖あり、尾根あり、で、結構確かにハードです
でも、大人だけなら30分で登頂できます
ロープウェイが動いていたら、その短いコースを園児さんとママさんのほとんどが登ることになったはずでしたが…
まずは「水沢観音からの長いコース」に全員が挑むことになったので、
このような登山道をひたすら、短いコースの1.5倍ほどの距離、歩きます
時には崖やロープのある場所もありますが、
わりと長く平坦な登り道が続きます
すごい写真です
尾根を歩く年中児
両側は崖です
すれ違う登山客さんたちに心配されるのも無理はありません
でも、本当に危ないところ以外は手をつながず、自分でしっかり両手を使って、と言いました
小さな子どもたちは、つるつる滑る雪道に苦戦していましたが、
すぐそばで、こうして、手を伸ばして守ってくれる大人がいます
本当に危ない時、手をしっかり握らせて歩きます
特に、青年スタッフ達の心強かったこと
山頂に近づくと、人慣れした小鳥たちが挨拶してきました
いくら可愛くても、本当は野生生物を餌付けしてはいけません
私は、青年スタッフ達からそのことを学びました
長女が大学に入学してすぐに、現在は社会人の今回の青年スタッフ、Oくんが大学の先輩で、北海道や奥多摩などでフィールドワークをいちから教えてくれて、娘は、O先輩から野生動物との関わりや観察方法について多くを学びました
私は長女からそれを教わったのです
元々人なつっこいヤマガラですが、こんなに近くまで寄ってくるのはエサをもらえると思っているからです
人間に慣れるのは絶対に動物を傷つける気のない私たちには嬉しいことですが、誰もが絶対に傷つけないとも限らないし、また、野生生物が人間に近づくことで、お互いが持っていないはずのものを交換してしまう可能性もあるのです
迷った幼鳥や哺乳類の幼体などを可愛がるつもりで触ってしまって、親が育児放棄してしまい、亡くなってしまうという話も聞いたことがあります
そんなとき、私はエッツの『わたしとあそんで』という絵本を思い出します
山頂です
富士山もよく見えました
私たちの町も、ね
山頂ではエナジーボールを配りました
青年スタッフは、遠景の見方も教えてくれました
何を見ているんだろう
みんな真剣です
下山は、
本当ならロープウェイを使ってそのあと歩くはずだった森林公園からの登山道です
でも、かなり雪が深く、動物の足跡もたくさん見つけられました
雪があることは今まで一度もなかったので、
こんなに動物の痕跡があることに驚かされました
青年スタッフは、なんの足跡だろう、って子どもたちに本を見せながら一緒に考えてくれていました
スマホを出して調べたりせず、本を持ち歩いてくれていたんです
…わたしなんか、川魚をスマホでかざして調べてしまったことがあるのに…
帰宅してすぐに反省して図鑑を買いましたけど、変な手本を見せてしまって後の祭りでした
登山道はほぼお尻で滑って下りたんじゃないか、っていうくらい、
深い雪が残っていてラッキー!って感じでした
だって、雪がないと、こちらの斜面はごろごろした軽石で必ず尻餅をつく人が続出するのですから
ああ、ソリかスキーの板があったらな…
そう、だから、逆からのこの登山道はもし登ることになったら、
この雪で断念した可能性があります
下りだったからよかったのです
それにしても、ここはもうアスファルトの道路です
まったく除雪してありません
そもそも普段、雪が多く積もる地域ではないので、除雪車の用意などないのでしょう
ここが最も雪深い道でした
何台か車が通ったのか、轍を選んでやっと歩きました
子どもたちは全面の雪に興奮しっぱなしです
青年スタッフは雪玉を投げられてたいそう苦労していました
やれやれ
登山道と、森林公園内の道を抜けて、スケートリンクから階段を下りるだけなので、山場は超えた、とほっとしていたら、その階段が今回最も危険な場所でした…
まるで「氷の滑り台」でした
そりゃあもう……
大人はびびって、子どもは楽しんでました
楽しんでる大人ももちろんいましたが…
伊香保温泉の石段を散策する時間は、今回はなくて(雪で遊びすぎました、それに、いつもよりずっと時間がかかった登山道でしたから)
バスに間に合うように急いで石段を下りました
そして、またバスに乗り、電車に乗って高崎駅に帰ってきましたよ
高崎駅では青年スタッフから挨拶と、
記念品の手渡しがありました
今回の記念品は、
青年スタッフが夜中までかかって仕上げた「野生生物のカード」です
(これは私と夫がもらったカードと、余ったカードを木の枝でモビールにしたものです。図書室にあるので見に来てね)
青年スタッフが撮影した野生動物たちの写真と、
裏面にはその生物についての豆知識が書いてあります
この文面も、青年スタッフが考えてくれたのです
1枚も、同じカードはないので、世界にひとつだけのカードです
それぞれカードをもらって、仲間と見せ合っていましたよ
これは毎回山歩きの企画の時に作っているDSSウッドプレート
青年スタッフのうち数人は、この直後、山梨に帰ってすぐに、
なんと小笠原諸島に実習に出かけたのですが、
そこにもこのDSSぼーやを連れて行ってくれました
みんな無事に行ってこられてよかったね
大人はヒヤヒヤしたけれど、
子どもたちはきっと、自信をつけたと思います
ただ登って下りるだけなのに、
いつもいつも、色んな事がある、色んな出会いがあるDSSハイキング
まだまだ、これからも続けられる限り、続けていきたいです
青年スタッフ達は社会人だったり、就職活動を控えた大学生活後半を迎える年頃だったりで、毎回は来てもらえないかと思いますが、スタッフ一同、いつも頼りに思っていますので、これからもぜひ、協力してほしいです
それから、今回高校受験を終えたばかりの中3生が来てくれて、
それはもう、子どもたちに勇気と元気を与えてくれていました
どんぐり学舎、DKを卒業したみんなも、いつでも、「青年スタッフ」としてDSS企画に来てください
きっと、素晴らしい体験になると思うし、大人たちは尊敬してしまうと思います
次は、初夏に、谷川岳麓ハイキングの予定です
7月には川遊びが始まるよ
群馬を遊び尽くそう
みんな群馬に来てね