7月最後の土日に、
DSSどんぐり・しぜん・すくーるの川遊び合宿を開催します
今日からDSSグループ内限定公開したフライヤーの一部です
どんぐり学舎とDKの子を中心に、
みーんなが楽しめてみーんなが幸せになれる合宿ってどんな形かな?ってずーっと1年間考えていました
宿舎は予約しつつね
どんぐり学舎とDKの子、っていうのは、
実教室に通っている生徒さんの他にも、
通信生さんがいます
卒業生だっています
できれば、みーんなにエントリーを考えてみてほしいな~って思ってます
小さい頃からDSSでいっぱい遊んだ子で、もう大きくなった卒業生たちには、
本当は、自分たちがしてもらったようなことを次の世代に伝えていってほしい
それが途切れたら、活動は続かないんだ
親御さんも同じ
必死で見守っていた当初と比べると、随分と余裕を持って構えられるようになった段階がありましたね
ぜひ、あとに続く世代に語り継いでほしい、いろいろな思いや、経験
もちろん
絶対に必要なのは現役ちびっこと、その親世代
今回は、大人の方も楽しくて、幸せになれるような企画ってないかしら、と考えています
もし、
みんな一つ屋根の下にいて、大人やお兄さんお姉さんの目も手もあって、
みんなでみんなの子を見守れる状態で、しかも、家に帰らなくていい、なんて状況があったら、もっともっと深い話、もっともっと大切な話、いっぱいできるんじゃないかな、って思ったんです
子どもが寝た後で…(これは子どもが読まないという前提です)
大きな冷蔵庫があるので、好きな飲み物やおやつを持ち寄ってもいい
夜中にそれらをこっそり広げて、みんなでおしゃべりできたらな
そんな夢を実現させたいです
そして、初日も、2日目も、細かい企画は一切なし、の思いっきり川遊び
DSS川遊び常連の子どもたちは慣れているでしょうけれど、
足がつかないほど深い川で遊びます
大丈夫
ちゃんと安全のためのルールがあります
ルールを守れる子は危険な目に遭いません
自分の身は自分で守ります。守れます。
もちろん、川遊びの達人が見守っていますし
誰かのせいにしない
そんな大人がたくさんになれば、
そんな子どももたくさんになります
お金を払って預けて、子どもに自然体験をさせてくれる、
そんな企画は巷に溢れています
親は関わらず、考える必要もなく、ただお金を払えば無事に体験させてもらえる
そんな企画がね
私が子どもの頃味わったほとんどの自然体験の場に、確かに親はいませんでした
親は信頼できる団体に私たちを預けたわけですが、
その裏で、親たちも必死で会議や勉強会を繰り返していたことをあとで知りました
同じ自然体験の活動でも、
ただ親が誰かに丸投げしてお金だけ払ってお願いするのと、
親も一生懸命その活動の意義を考えるのとでは、
全然内容が違うと思います
親は私たちと一緒に山や川にいなかったのですが、
私が帰宅して興奮気味に語った体験を、自分のことのように記憶しているのだと思います
今回、
親子一緒でも、親子イベントではなく、
子どもは子どもで参加したい、
大人は大人で、子どもの付き添いではなく、ひとりの大人として、川遊びを自分でも楽しむ、楽しみながら見守る、そして、夜はみんなと交流する、そのつもりがある方にのみ、エントリーしていただきたいのです
子どもは希望しないけど大人は行きたい、ってケースもあるのだろうか…相談にのります!
子どものため、ってだけのイベントじゃないことは伝わるでしょうか
どんぐりライフも同じです
子どもの学習法だけど、
子どもだけが頑張るものではないですよね
むしろ、大人の頑張り次第ですよね
(だから流行しないという説あり!)
子育ては自分ごとです
外注に出せば、その分の支払いは後日大きく跳ね返ってきます
お金より大きな代償を払うこともあるでしょう
だから、まずは、お子さんが行きたいかどうか、そして、ご自身はどうか、
エントリー開始までの1週間、じっくり考えてみてください
今回DSS活動に参加経験がある、というエントリー条件があります
私たちは、四季を通じて、いろいろな自然遊びを提案し、一緒に活動しています
多くが日帰りですが、それでも、子どもたちの特性や、環境から、
いかに安全に、無事に行事を終えるか、必死に考えています
川遊びも長年続けている活動ですが、絶対に「慣れない」ように注意しています
そんなスタッフの準備として、日頃の活動があります
子どもたちの顔と名前が、少しでもわかった方がいいし、
子どもたちもまた、私たちを呼べる関係であったほうがいい、そう判断しました
そして
これはずっと議論を続けてきた問題
自然遊びと、自然保護との両立です
これは、要項の3枚目の詳細の部分に書いた言葉です
DSSの活動では、
自然遊びをこのようにとらえることにしました
川遊びといえば、魚取りや、魚釣りかもしれません
そういった遊びを否定して、悪いものと言いたいわけではありません
でも、家族単位や少人数遊びとも違う、団体遊びの私たちが、
自然とどうつきあうか、というのは、常に考えさせられてきて、
今回、川遊びに関しても、この方針でいこう、となったのです
合宿で遊ぶ川には、川魚がたくさんいます
現地の漁協さんが放流している釣り用の魚もたくさん泳いでいます
私は我が子が小さい頃から、
川や海に一緒に潜って、そこに住む生き物を見てきました
子どもは捕まえようとしますが、
小さい子には無理です
道具を使えば可能ですが、私は、使わせなかったので
そのうち、捕まえようとしない方が長く観察できることを、
私の子どもたちは学びました
『わたしとあそんで』の世界です
海へ行っても、
川でも、山でも、
私たち家族はずっとそこに住む生き物の姿をひたすら観察します
去年の夏なんて、
大人になった我が子達と久々になじみの海へ行って、
しばらく魚の群れを追いかけたり、
小さな魚たちに囲まれている夫を見て大笑いしたり、
魚をハンティングするために体の色を変えて狙っているイカを3時間も眺めていたりしました
私たちはそんな風に楽しんできたね
むやみに植物を手折ったり、虫を殺したり、捕まえようとしたりしてこなかったね…
って話をして、
そして、長女と、大学の先輩や仲間達が野生生物に本当に詳しくて、
いろいろ教えてもらう中で、
私たちの活動をそのように特徴づけてもいいんじゃないか、という話になってきたのです
そんなの気にせずご自由にどうぞ!という活動もあると思います
でも、それぞれ違っていいのでは、と
だから、
今回から明記しています
そういう遊びがしたかったら、別の機会にぜひ、という意味で
今回はここでの遊びをみんなで楽しもう、という思いをこめて
野生動物たちは、
人間が壊し続けるこの地球上で、必死に生き延びています
逞しく、健気に生きています
私たちには自由に操作できる手足があり、道具も使えて、
いつでも彼らを手折り、蹴散らし、殺傷することができます
でも、
その必要がないのにむやみにそうすることはないと思っています
こちらも身を守るため、戦う必要があることもあるでしょう
山歩きや川遊びなど、自然の中で遊ばせてもらう時には、
「おじゃまします」という気持ちで少しだけ間借りすることもあるでしょう
でも、
その気持ちを忘れてほしくないな、と思います
「おじゃまします」という気持ちを
私はいつも、川や山に子どもたちとDSSで入る時、実際に声に出して言っているし、いつでも思っています
そして、
日帰りの川遊びで散々川を荒らし(ごめん、言葉は悪いけど、川の生物にとったら怪獣の団体の襲来ですから)
でも、
みんなが川から上がって着替えて帰り支度をし始めると、
水は透き通り、手の届くような距離にまた、魚が戻ってきて悠々と泳いでいるのです
さっきまで逃げ回っていたのに、悠々と
ごめんね、おじゃましました
と私はまた言うんだけど、
魚は、人間の子どもが入ってくる時間より、もっと長い時間をそこで過ごしているので、
はいはい、どうもね、という感じで思ってくれていると信じてます
傷つけずに上手に捕獲できる子が、生け捕りしてみんなで観察するのや、
動かせる石を動かして川辺で治水工事ごっこを楽しむのは、
きっと、できると思います
させてもらおう、って思っています
事務局はすでに開設しています
オープンな募集ではないので、
DSSのFacebookグループページ内での詳細告知となっています
どんぐり学舎、DKRoomでは今週、全世帯に印刷物で配布します
DSS活動に参加したことがあるのに、Facebookを見られない、要項がほしい、という方は事務局まで連絡ください
dss.donguri.shizen.schoolアットgmail.com