先日の谷川岳麓トレッキングでのひとこま
…ああ!!報告ブログを書かなくては!!近日公開!準備はできてます!

まだ小学生になっていないお子さんのご両親との面談がありました
0歳の頃から、家庭教育や、通信教育、習いごとなど、お子さんのためにいろいろと選択してきた御家庭でした
そのご両親と話してから1日、いろいろなことを考えていました
自分の子育てや、どんぐり式子育てを振り返り、
今の若い親御さんたちを取り巻く環境や、
降りかかる不安要素なども、できるだけ想像してみました

以前、赤ちゃんの生まれたお宅を訪問する町内の委員をしていた時、
私の職業を知ると、赤ん坊を抱えたお母さんに質問されました
「いま、なにをやっておけばいいでしょうか?」

私は
「なにも…たくさん遊ばせて、できれば幼少期は頑丈でバランスのとれた心身を作り上げることだけを意識して、頭脳はその次」みたいなことを言った記憶がありますが、
「そのためには、どんなことをしたらいいですか?」
と質問を続けられ、
立ち話ではこれ以上は難しいなあ…と思った覚えがあります
たとえば外をいっぱい歩くとか、できるだけ人工的ではない自然の場所へ遊びに行くとか、家事も遊びの一環とか、たくさん対話するとか、そのためにメディアのスイッチはオフとか、毎晩絵本は読み聞かせるとか……
「たとえば」をたくさん言って、ちょっと困惑させちゃった記憶があります

そのまたしばらく前に、
子どもの遊び相手を雇っている、という裕福な御家庭の方と話したことがありました
体を使った遊びがいい、と知って、それなら、と専門家を雇った、と
その御家庭では、その他にも、アナログゲームを一緒にしてくれる専門家も雇っていました

おおおお~~っと驚いてしまいましたが、
もしかしたらものすごく簡単で最強の子育て方法を、
多くの人は知らなくて、知っててもどうしたらいいかわからないのかな…とその頃から思い始めていました

いま、
0歳からの習いごとも通信教育も珍しくありません
私が進学塾講師だったとき、その塾の受け入れ最年少は当初3年生でした
少子化が加速し、できれば低学年から受け入れて、そのまま確保する、みたいな経営方針に途中で変わった記憶があり、1年生授業を受け持ったこともありますが、ついこの間まで幼稚園に通っていた子が小学校だけでなく、進学塾に…?となんとも言えない気持ちになりつつも、カリキュラムをさっさと終えて、授業の半分は外に出て塾の駐車場で鬼ごっこをしていました
当時20代前半の私ですが、子どもにとって何が一番大切なのか、わかっていたんだと思います
鬼ごっこをしながらいっぱいおしゃべりして、お迎えを待ちました
なぞなぞや、じゃんけんや、しりとりを、体を動かしながらずっとしていました
その子はものすごく賢く成長していきました
たぶん、時間内ずっと教室で座らせて座学を反復させていた子より、私のクラスの子の方がずっとずっと賢く優しく逞しく成長していきました
時々他教室に出張すると、違いがよくわかったのです
(そんなわけで進学塾では異端児だった私です)

そういうのって、
昔は近所の子ども同士でやってたし、きょうだいでもやってたなあ、って思います
今は、自然と子どもが集まる場所もなかなかないし、
親が遊んであげる、親が何かしてあげる、というのが当たり前になってきてしまっています
親は大人で、多くの親は真面目なので、
どうせなら何か将来の役に立つものを、
どうせなら有意義なことを、
と、子どもと過ごすことに意味を持たせようとします

もし、そういう風に考えている親御さんがいたら、
そんな必要はないんですよ、と伝えたいです

むしろ、放っておいて、なんにもしない、その方がずっとずっと、
子どもは賢く育ちますよ、と

「なんにもしない」って何!?そんなの難しすぎる!!
と、思うかもしれません
だから、最強の子育て論なんです
誰にでもできることじゃない
でも、子どもは絶対にかなりハイスペック(←いろんな意味で)に育ちます

「なんにもしない」は実は、かなり高度な子育て方法なのかもしれません
でも………
お金も全然かからないし…
時間の制約もないし……
なにより、親子関係が穏やかでいられます
そして、精神的自立は早いです
うまくいけば、
運動能力とか、学力とか、そういう、わかりやすい能力がわりと容易に身につきます

うまくいけば、っていうのは、
いいとこどりの中途半端では難しいな、っていう例を見てきたからで
「なんにもしない」をぐっとこらえて実践できた家庭では、
もう、親が追いつけない、親が導けないほどの能力を発揮している子が私の近くでもたくさん育っています
いわゆる、どんぐりっこ、ハイブリッドブレーンたちです

思えばかなり暇な子ども時代だったと思います
端から見れば暇な

だから、庭に穴を掘って地下室を作ろうとしたり、
難問クイズを考えたり、
難読漢字で人形やイラストに名前をつけたり、
野山や川に連れて行けば、
真っ暗になるまで帰ろうとせず、
永遠に遊び続けました

なんにも、遊び道具なんかないのに
永遠に

なんにもしない
遊ぶ方法や遊び道具も提供しません
なんにもしない
これさえやっておけば大丈夫的な学習教材も不要です
なんにもしない
習いごとも不要です

将来困らないように
仲間作りのために
体力をつけるために
と、習いごとを選ぶ保護者さんも多いです

でも、長い目で見ると、
正直、子ども時代、そんなことに時間を費やしている場合じゃないぞ~って思っています

特に、学校の管理教育が年々厳しくなっている昨今、
子どもの子ども時代をいかに子どもらしく、子どもの特権をフル活用して過ごさせるかは、
親にかかってます

子どもらしくバランスのとれた心身ががっつり育ち上がっていれば、
管理教育なんてごっこ遊びみたいにやり過ごせます
いちいち深刻にならず、へいっちゃらで通過していくでしょう
そのために、
就学前、低学年の間は、思い切り子どもらしく自由を満喫する必要があるのです

真面目な親御さんほど「なにかしなくては」と思い込んでいる可能性があります
「なんにもしない」なんて、すでに、ご自身の半生を振り返っても、
想像できないのかもしれません

だからこそ、
これからの時代は、
「なんにもしない」が最強です

なんにもしない=放任
では全然ありません
育児放棄でもありません

周囲のさまざまな刺激や情報から子どもを防御し、
子どもが本来の子どもの姿で悠々と生きられる日々を守ること
「なんにもしない」子どもの幸せな時間の裏には、
そのために暗躍する親御さんの努力が必須です

「なんにもしない」の方法が知りたかったら、いつでも聞いてください
どんぐりをするかしないかは、その後の話です
子どもが本来の子どもらしさを取り戻してからの話です