今週末のDSSイベント
重い腰が上がらなくて、でも、行きたい!って声に、
声をかけてくれた方たちとだけで、
こぢんまりと行ってこようか、と準備を始めたら……
あれよあれよと40人近くの団体に膨れ上がってしまいました
さて
準備しておいたものやプランも作り足したり書きかえたり
うん、とにかく、楽しく行ってこよう!
そんな中、
昨日は今年度初めての茶話会を開催しました
私の空き時間に適当に設定したから、
「この曜日とこの時間じゃ来られない」と何人かに言われたりしたのですが、
それは、各自が主体性を持って立ち上げて実施していたかつての「座談会」のように、
私のスケジュールを聞いた上で、自分の来られる日で設定しちゃえばいいだけのこと
自分で企画していいんです
日程も、中身も
とはいえ、
なんとか仕事を調整してきてくれた方、他県からオンラインで加わってくれた方など、
予定の6人より少し多く、教室はぎゅうぎゅうになりました
今回はノーテーマだったので、事前に「こんなこと話したい」っていうご意見を募り、そのことについて各自の状況や、考えを話したりしました
お茶(水分)は各自持って来て、おやつはみんなで食べたいものがあれば持ってきていただいて!
必須じゃないので、手ぶらでも気にしないで~
私はこういうときのためにナチュラルスイーツの資格をとったので、
毎回作りますよ
写真を撮り忘れたけど、今回は米粉と豆腐のドーナッツを作りました
話題のひとつめは、
学校貸与のデジタル端末についてでした
他県からの仲間がおふたかた、いらっしゃったのと、実教室で対面しているメンバーの中にも私立などの保護者もいて、それぞれの状況や、個人的な対処など、情報交換したり、愚痴を言い合ったり
コロナ禍での研修なし配布からスタートした明らかに危険な見切り発車の学校でのデジタル端末使用ですし、海外では日本よりずっと先に導入して、そして、取りやめている国もあるというのに…
やれやれ、な話題と、それぞれが状況に流されないでちゃんと対処しているのがお互いにわかって励まされたようでした
ふたつめの話題は、放課後遊びについてでした
結論から言うと、
都会の住宅街では子どもがわりと多くて、遊び相手には事欠かない、でも、遊び場に問題がある
田舎で暮らせば、遊べる場所はあるけれど、子どもがいない!
みたいな傾向は見えました
オンラインで加わってくださった都会で子育て中の方が、
お友だちと校庭や公園で遊ぶにも、ご近所からの苦情や学校の規則などがあって不自由している、という話をしてくれました
私はTOKYO PLAYのめだかさんと話したことを伝えました
当時、めだかさんも、都市部より、たとえば東北の田舎の方なんかで、
ああ、こんな自然豊かで自由に遊べる場所がある、と思ったら、
案外大人の目が厳しかったり、子どもを外に出さなかったりで、都会の子より外で遊んでない、みたいなことを言っていたのを思い出しました
茶話会でも、
都会ではない場所で子育てしているメンバーは口々に、「子ども同士で遊べない。大人同士が約束して送迎しないと」とか「危ないから、と子どもを自由に外に出さない親が増えている」とかそんな話もしていました
めだかさんが当時実践していた、都会のマンションや商店街を巻き込んでの外遊び、大人になってしまった元子どもたちに、自分の子ども時代を思い出してもらう企画など、思い出して話しました
そんな「イベント」したってその時だけでしょう、と思う人もいるかもしれません
でも、イベントでも形だけだとしても、動き出さなければ変わらない、何も動かないのです
そんな運動を、めだかさんたちはしているんだと思います
現役どんぐりさんで、近所の子を集めて一緒に遊ばせよう、と頑張ろうとしている保護者の方や、近所でそういう活動をしている元どんぐりっこのお母さんがいるよ、みたいな話が出ました
私は、自分の子が「現役」の時は、誰かの企画を待たずに自分で動いて損はない、と話しました
むしろ、その打算だけでいい
自分の子が子どもである間だけでいい
その間だけ、遊び相手を集めるのさ!という、計算でいいと思うんです
だって、それが異年齢であれば、どんどんつながっていく
それぞれの年齢の子の親たちが、
自分の子の代だけでも楽しんで安心して遊べるように、と少しだけがんばれば、
それが続いていく
かつて、子どもだけで勝手にできたことが今は確かに、できなくなっています
大人がてこ入れをしなければ、遊び場の確保も仲間集めも難しいのが現実です
だったら集めちゃえ!って思うのです
ひとりじゃできない…って思うなら、もうひとりでいいから、共感できる仲間と一緒に始めてみればいいのです
私も我が子が小学生の時は、
週に何回も「放課後どんぐり」と銘打って、
スケジュールを配布して、
来られる人はおいで~みたいな公園遊びをしていました
週末は山や川へ遠征できるけど、
平日は「放課後どうしよう、遊びが足りない!」と本気で思っていたので
※学校で遊んでくるから外遊びはしている、と思っている人がいますが、それは違うんです
子どもは学校では、制限の中で遊んでいるのです
私は、本当になんにも制限がない状態で、子どもが自由に体を動かして遊ぶことを食事で摂取する栄養素と同じくらい必須の栄養だと確信しています※
誰も来なくても、我が子が遊んでいるから…と言い聞かせつつも、
本当に誰も来ない日もあって、さすがに心が折れそうになったこともありました
これは実際にやってみないと体感できないことかと思いますが、
私はいつもイベントを立てる側なので、何十年もそんなことをしているうちにだいぶ耐性はできたけど、それでも、昔自分たちの子ども時代、約束していなくてもふらっと自然に集まって遊んだのを再現したくて始めた「放課後どんぐり」なのに、なかなかそうはいかないもんだな、と、我が子と遊びながら、駐車場を気にしてばかりいる自分が情けなくなったりも
それでも、
誰かが言い出さなければ始まらない、動かない
そんなつもりで、DSSの活動も続けてきました
企画されたイベントに「行ってみようかな」って思ったら、参加者は
ポチッとするだけでその希望は叶います
自分や家族の都合、子どもの希望を聞いて、「行かない」って決めたなら、
ポチッとしなければいいだけのこと
なんなら「行きたくないから行かない」ってわざわざ言いに来る子や、
「○○があるんで、そっちに行きまーす」みたいなことを言う保護者の方もいて、
それ、いらんいらん~って思うのですが
(1度でいいからイベント立てる側ひとりでやってみぃ)
でも、企画した側はそうはいきません
事前準備は当日の出発前まで毎日続き、
当日集合したら全員の安全確保に目も気も配りっぱなし
イベント企画会社じゃないし、ボランティアだし、自然遊びは自己責任の域だと理解してもらってはいるけど、
解散して各自、帰るまで本当に気が抜けません
もう、
年齢的に精神面がまず限界かなあ…と思い始めているところです
ただ、後継者はいるのか!?いま、現役小学生の子は、これから小学生になる子は!?
小さな手や小さな目が「さとちゃん、今度の川遊びはいつ?」「スキーはいつ?」と、
かつてのCMのチワワのように私を見上げて言うのです(古いっ)
そんなこと言われたら、
よっしゃあ!さとちゃんまだまだがんばるで!!って…
たちあがりかけてしまう…
いかんいかん、無理しちゃいかん…
そんなわけで、ふと、思ったのです
放課後遊びや、仲間を集めての遊びを、
かつて私が小学生の保護者だった頃に必死でやっていたことを、
いま始めよう!としている保護者さんたちを見ていて、
思ったのです
あれよあれよと40人近くまでふくれあがった週末の山歩きの名簿を見て、
思ったのです
そうだ、
みんなで手分けをすればいいんだ
一昨年、昨年とお世話になった上野村の施設から、
今年はどうですか?と電話を頂いたばかりでもありました
そうだ、去年の川遊び合宿のあと、
いつもDSSの活動を応援してくれて、参加してくれている仲間から、
「もっと私にできることはない?」って言ってもらったのです
そうか、もっと手分けしていいんだ
仲間を集めて…なんて言って、仲間だと思っていたのに、
全部じぶんひとりで背負い込もうとしていたのはわたしじゃないか
我が子のため、目を輝かせて、これからの話をしている小学生の保護者さんを見て、
目が覚めました
DSSイベンター養成、
始めよう!って思いました
そんな難しいことじゃないはず
みんなで分担すれば
私がほぼひとりでやってきたことを、
手分けするだけだから
当日はいつも、DSSスタッフや保護者さんたちにたくさん頼れてきたから
問題は事前準備だけだったわけで
そんな話をして、
茶話会は終わりました
次回はほぼ1ヶ月後です
川遊びや、スキーの企画、できるといいな
まずは私が事前準備でしてきたことを、
書き上げてみることから始めてみます
ぜひ、我が子を自然遊び、集団遊び、異年齢遊び、
しかも、どんぐり子育て中の子ども同士、
なんなら子どもが遊んでいる間は親同士も交流できるそんな場を、
私と一緒に作り上げたい、という方は、
気にとめておいてくださいね