10月28日は群馬県民の日
子どもたちの学校はお休みですが、お仕事はお休みじゃない親御さんが多いようです
どんぐり学舎は授業はお休みにして、この日は近場にハイキングに行くことにしています
集合場所に早めに着いて、散策していたら、この花…なんだろう?
フウの実みたいだけど、なんか違う…実はくるみのようだけど、くるみの花じゃなさそう
なんだろな~

高崎市の真ん中を流れる烏川
その川の畔に集合です
川のすぐ近くにある丘、観音山
てっぺんに百衣観音様が立っていて、
市街地に近いけれど豊富な自然が残っている素敵な丘です

目的地は観音山公園ケルナー広場
2016年の県民の日と同じ目的地です
前回は高崎駅から歩きましたが、今回はちょっとコースを短くしました

どうしても市内に住んでいる子どもたちに
のぼってほしいこの石段をのぼっていきます

まずは記念撮影
さあ、のぼるぞ!

 


何段だった?
520段…490段…518段…ばらばらだねえ
しょうがない、帰りにまた数えよう
清水寺の境内を通らせていただきます
お参り、お参り
無事に1日遊べますように

境内を出ると、観音山山頂駐車場に到着
そこから少し道路を下っていくと、
観音山公園・ケルナー広場に到着です
さ、まずは全員揃っているか数えよう
学年順に並んでみると…

中2、中1、小6、小5、小4
小3がいなくて小2、小1、そして園児さんたち、
そして、フリーランスの2歳児
総勢、18名!?
+引率のお父さんお母さんたち7名くらい
さあ、遊ぼう遊ぼう
子どもたちはケルナー広場の遊具が大好き
ドイツの玩具&遊具作家のケルナーさんがこの丘のために作ってくれました
その前に、ケルナー広場のスタッフでもあるお母さんのひとりからひとこと
「小さい子も遊んでいるケルナー広場では、
鬼ごっこや追いかけっこは危ないからやめようね
鬼ごっこするなら奥の芝生の広場にしよう」
子どもたちは言いつけをきちんと守りましたよ
でも、でもですね…いつも悪い手本を見せてしまうDSSキッズたち…
カゴブランコの遊び方が激しいのなんの…



…中学生も乗っているし、DSSじゃない子も乗せてたりして…
大丈夫でしょうか…
スタッフ曰く、「象が乗っても大丈夫」だそう…
ひえ~落っこちそうだよ!
しかもこの足もとの砂利で遊び始めたと思ったら…


何やってんでしょうか…
もう、お腹の底からむくむくと笑いがこみ上げて…
御両親も一緒に「これは年賀状写真だ」と…
懐の広さがまた素敵
いい子ども時代を過ごしてるね
ケルナー広場には段差があって、上のステージから下のステージへは
このパイプの滑り台で移動できるのですが、
これまたしばらく夢中になっちゃうのよね
おーい、まだかな?
きゃーー!!
の繰り返し


はたまた、チャレンジしていたのは、
ロープにつかまって雲梯のようにつたっていき、
上のリンゴがタッチできるかどうか!という…

ぜひ、みなさんもチャレンジしてみてください

お腹すいたよー!
と誰かが言い出しても、みんなと意見が合いません
困った時のさとちゃんに「せんせいーーそろそろお昼にしませんかあ!?」
はてさて、さとちゃんはなんもしないよ~仲間を増やして、ランチの雰囲気に持っていくのだ!とアドバイス
よし、わかったよ
と、ひとりひとりを口説きにまわっていました
集団遊びでしか味わえないことなんです
ごく少人数や、家族で遊んでいる時は、ほとんど、
自分の意見が通るか、親が決めたとおりにことが進みます
でも、異年齢で、大人数の場合、
どうしたって自分ひとりの意見なんか簡単には通らないのです
こういう感情の経験が大事なんだよね~って思いながら、みんなの様子を見ています

朝、集合した時に、私は言いました
市内の公園ですから、家族ででも、友達とでも、いつでも行ける場所で、珍しくもないでしょう
でも、今日はこんなにたくさんの、初めて出会う人もいる
今日は大家族です
いつも自分たちだけで遊んでいるのとは違うことができます
せっかくだから、この大人数の大家族でしかできないことをして遊ぼう、と

さて、説得の甲斐あって、やっとランチタイムになりました
お米のおにぎりとね、ちょっとのおかずで十分なんですよ
お米は家で炊くとね、いっぱいおにぎりが作れます
塩と海苔だけでも十分美味しいです
おかずは、キノコ類を炒めたのとか、卵焼きとか、ブロッコリーとか、なんでもいいんです
凝ったお弁当を作らなくても、子どもたちはお米でお腹いっぱいになれば幸せなんです
しかもさっさと食べて遊びたくてしょうがない!

えーと、父と子の組み合わせが違うけど、
仲むつまじい親子のような雰囲気
この日は、初対面の人同士も多かったけど、
大人同士も、こども同士も、なんてことないね
すぐにうちとけました
午後は思い切り、芝生の広場で暴れよう!ということで、
広場に移動…
と思ったら、おんぶ小僧が出現

中1が小2を背負う
すると…おんぶ小僧が増殖

あらあら
おんぶバッタも登場…

トノサマ???
久々に見た、この端正な顔つき(仮面ライダー)
芝生の広場は、激しく起伏していて、遊び方は無限大
だから、あえて、やってみたかったのか、まず始めに子どもたちが始めたのが
「だるまさんがころんだ」
斜面の上に鬼がいると、
下から上がってくるみんなは姿を隠すこともできる、
というなかなかレアな展開




鬼のおおまた20歩も坂を転がり落ちるよう…
そして、今回子どもたちが大変気にいったらしい遊びが、
「人間狩り」
これは、私が高崎こども劇場に所属していた頃の定番遊び
こどもが多かったあの時代、100人規模での人間狩りがどこへ行っても行われました
人間狩りとは…ふっふっふ…
二手に分かれて、陣地を決めて、制限時間内に、
相手のメンバーをより多く狩ってきたチームの勝ち

それぞれが、ハンターでもあるけど、獲物でもあるので、
誰かを捕まえにいこうと思ったら捕まってしまった、という失敗もあり得ます
始めに言っておけばよかったけど、この遊びでは軽傷覚悟です
擦り傷くらいで騒いでいられません
…というか、外遊びってそんなものです
案の定、何人か負傷者が出ましたが、逞しい!すぐに狩り場に復帰です!!
こればっかりは大人数じゃないとできません
いやがるかなあ?と思ったら、結構気に入った様子でした
しかも、
本来なら捕まえてきた人数を得点にするのですが、
この日は捕まえてきた人の年齢を得点としました
だから!!!
おっきなお父さんをねらえば一発逆転です!!
…ところがびくともしないので、みんな諦めて小さい子をたくさん狩りましたね
ちいさめのお母さんが参戦した時も、みんなで狙ってしまったけど、やはり難しかったみたい
もっとずるずる引きずれる砂地でやりたいな~校庭とか~
制限時間を30秒にしましたが、3分くらいやったらどうなるだろう…
いつか100人規模の人間狩りを体験させてあげたいな~

走りっぱなし、叫びっぱなしの子どもたち
次は何する何する!?
芝生の広場は、貸し切り状態です
起伏の激しい丘の上、思い切り走り回って、転げ回って、
まるで檻から放たれた動物たちのように自由に駆け回っています
やはり始まった「ケイドロ」(ドロケイ・ホシデカ…いろんな呼び名があるようですが)
そして、最後は大人もみんなで「花いちもんめ」!

遊んだ、遊んだ、崖も登った

荷物をまとめたら、広場の奥の階段をのぼって、
観音様の足もとへ出る秘密のルートへ
写真とりわすれた!
観音様ありがとう~と言いながら、また石段を下り…

無事に出発地点に帰ってきました

で、何段だった?
…あれ?あれれれれ?

いつもいつも、外で遊んできて思うのは、
子どもたちってやっぱり外で遊ぶのが好きなんだな~ってこと
いやいや、嫌いな子もいますよ、それも個性ですよ、
って言ってしまえばそれまでなんです
集団遊びが嫌いな子もいるんです、って
言ってしまえばそれまでなんです
でもね、私はきっかけを作りたいんです
なにも、みんながリーダーシップをとれるようになってほしいとか、
いつでも、何ごとにも積極的に取り組む姿勢を!!なんて希望しているとか、
そういうことじゃなくて、
何にもしないで「嫌い」っていうのは、もったいないなあ、って思うわけで
もちろん、
昔ならこんな風に大人がお膳立てしなくても、約束なんかしなくても、
自然に集まってくるこども同士で適当に十分に遊べていました
でも、それがかなわない現代なら、
お膳立てしたっていいじゃん!って思うわけです
毎回参加してくれる子もいるけど、滅多に参加しない子もいる
やっぱり人間狩りは怖いや、ケイドロもいやだ、って思う子もいるかもしれない
でもね、1回でもいいんだよ
1回きりの経験が、人生を輝かせることもある
1回やってみて、あとは近くで眺めて応援団や見学者になっていたっていい
初めて出会った子と遊び始めるのは大変かもしれない
恥ずかしいかもしれない
でも、朝、初めて顔を合わせた時と、
帰り、名前を呼び合ってばいばーい!って言い合っていた時と、
どっちが気持ちがいいか、って言ったら、絶対に後者なんです

おせっかいさとちゃんはどんな子どもも大好きで、
なかなか仲間に入れない子のことも、大好きです
一生懸命、なんとか仲間に入れようと頑張っている子も大好きです

みんなとじゃないと経験できない
みんながいたから、こんな日が過ごせた
きっと、この秋晴れの中、朝から夕方まで遊び倒し、歩きまくった1日を
いつか懐かしく思い出し、元気の素になることでしょう

そんな思い出のために、今回も参加賞を頑張って作ったよ!

さあ、冬には登山とスキーを企画しなくては!
どんぐり・しぜん・すくーるは今年も楽しんでいます