子供育ての目標
・自分で稼いで生活していける大人になる
・どんぐりは学習塾とは違う。

一例

問題を紙の上に表現してどのように考えたかを理解しながら答えを導く。
掛算九九は覚えなくていい:2×3がなぜ6になるか理解していればよい。
漢字練習帳は使わない:何回も同じ文字を書く作業をしない。
子供達だけの空間・時間を尊重する。どんぐり終了後公園でよく遊ぶ。
親からすると学習塾のイメージではないので戸惑う。

小学校時代

・どんぐり問題:干渉しない。子供から要望があれば親も問題に取り掛かる。
  ⇒積極的に関与すると口出ししたくなる→子供の学習意欲を失わせる。
・テレビ:リビングにない生活
  ⇒家族の会話が家庭に普通にある。学校の出来事が毎日話題になる。
   テレビは子供と番組を決めて一緒に見る。
・ゲーム:トランプ、ボードゲーム等(将棋に熱中した時期あり)
  ⇒ゲーム中に家族で会話あり。楽しみながら洞察力アップル。 
・宿題:いたしません(妻が担任の先生に免除依頼)
  ⇒妻が宿題を小茄子→夫が皿洗い・洗濯☆彡
・習い事:音楽教室⇒ピアノ
     ⇒音楽に興味あり。記憶力アップル
     いたずらクラブ⇒基本:工作教室
     ⇒材料から自分だけの完成品を作る中で創造力を土買う

中学校時代

・成績、家庭学習:テスト前に学習している時はあるものの、その他の時期はさほど、家で学習している感じはないが点数を取ってくる。

⇒夜更しして勉強することなく。ど根性、努力感なし。
・反抗期:あったかな?程度。
⇒少しでも反抗期の雰囲気になると煽る。

まとめ

子育てをする親として、我が子には人生を楽しめる力を備えて欲しいと願い様々なことがらを選択してきた。これはどこの家庭でも同じだと思う。
学習面において、学ぶことは楽しいことと定着させてくれる場所がどんぐり。その後は自ら考える・思考するスタンス、興味を示した事柄に対し、学習し、時には課題を克服し、一定の成果を成し遂げ自分のものにする。このサイクルを無理なく自然に習得できると思う。


(聡・後記)

この父の母校に合格したDK生
中学生の間も、自分はこんな点数や順位を取ったことがないぜ(息子、すごいな)、と母に言っていたもよう

ここで鳥羽和久先生の言葉を引用

几帳面に息子を管理しすぎる父親は高確率で息子を窒息させてしまう。生真面目さが不足していた過去の自分を悔やむような子育てをする人は、自分のダラしなさがいかに自分を救ってきたか、自分が息をするために必要だったかということを過小評価しすぎている。

鳥羽先生のこういった言い回しにはいつもドキンとさせられます
なんて素晴らしい言葉遣いなんでしょう

何度も読んで、みんなにこの短い文章の意味を噛みしめてほしいです
お父さんだけじゃなく、お母さんたちにも

息子くん(DK生)が合格後に、「父が、“(あの高校で)100番以内に入るだけでもすごいことなんだ” と言ってました。父はいつもこの辺(ぐっと身をかがめて手のひらを下に向け)だったと」

息子の合格を称えるとともに、自らを卑下したことを言うあたり、この父らしい優しさ、ユーモアを感じます

※注 この手記中の妙な表現はタイプミスではないのです(笑)

私は彼の高校時代の賢さと、優しさと、思慮深さと、繊細な心を知っています
父になってもっとずっと逞しく、違う感じになっているのかもしれないけれど、
彼の子どもたちと出会う、という形で再会して、
かっこいい父ちゃんになってるなあ!と感じました

それはきっと、
素敵なお母ちゃんと家族を作れたからだよね

ギャクもだじゃれも、小沼の氷も、よく滑るよね
これからも、スイスイいこう

【2022年度 どんぐりDK卒業文集⑥ 保護者手記(2)父より】