私は小学校1年生の時から中学3年生までの9年間、どんぐり学舎&DKroomでお世話になりました。
私の場合、2個上の兄が先にどんぐり学舎に通っていたので、どんぐり問題を解いている兄がうらやましかったのを覚えています。そして、自分がどんぐり問題をいざ解くときはワクワクが止まりませんでした。最初のうちはなかなか慣れず、どんぐり問題を解いている途中に寝たりしてしまうこともありました。私にとってどんぐりに行く時は特別な時間で、自分が好きなように絵にかいて答えを導き出すという感覚はとても気持ち良かったです。
時には解けなくてお宝に回ってしまうこともありましたが、また次があるからその時解けたらいいなーくらいの軽い気持ちでした。
私はとにかく体を動かすのが大好きで、どんぐり自然スクールで夏に行く川遊びは特に大好きでした。
小学校での様子
学校生活では、宿題は一切やらずに学校から帰ってきたらすぐに近所の子たちと、自分たちで考えた遊びやテントを立ててその中でカードゲームをしたりしていました。高学年になるとだんだん私が宿題をしていないことに気づく子たちもいて、からかわれたこともありましたが自分なりに解決していました。今思うと、「宿題をしない子」という認識をされていたと思います。
でも、だからといって仲間外れやいじめなどは全然ありませんでした。また、だんだんまわりはゲーム機を持つようになりました。私が友達の家に遊びに行くと、ゲーム機持っている子たちがゲームを始めて、その日を過ごして終わりということもありました。私はそれ以降自分の家にあるカードゲームや水鉄砲を持って友達の家に遊びに行って、みんなでそれらを使って遊ぶようになりました。そうするとみんな普段やるゲームと違うからか食いつくように楽しんでいました。また、そのカードゲームを買う子もいました。そんな感じで私の6年間の小学校生活は終わりました。
DKroom
DKでは、入試頻出漢字や語彙力、英語のプリントを毎週やり、残りの時間で自主学習リスニングやドングリッシュをしていました。私は塾に通って勉強しているという感覚は全くなくて、楽しみながら勉強しているという感覚でした。みんなで難しい問題をこうじゃない?あーじゃない?と考え合う時間が私は結構好きでした。そして問題が解けた瞬間のこれだ!!となる感覚も好きでした。
学校で周りに「どんな塾に通っているの?」と聞かれると私は「みんながイメージしている塾とはちょっと違って、独学支援室だよ!」と答えていました。そうするとみんな、なんじゃそりゃ?みたいな顔をしていました。多分少し変わった塾に通っているのだなと思われていたと思います。
でも私にとってDKの方針はすごく自分に合っているなと感じます。他の塾だったら学校のように集団で教えられ、一人ひとりとあまり向き合ってもらえないというイメージがあります。しかしDKでは独学支援室なので自分に合った勉強方法が見つけられるし、さとちゃんがこういう勉強方法はどう?とサポートしてくれます。また、いつでも質問することができます。だから私はDKでよかったなと心の底から思います。
中学校での様子
中学生になると周りはスマホを持つようになりました。一度だけスマホを持っている友達が勝手にSNSに私の画像をアップしてしまい、いやな気持ちになったことがあります。また、近くにいるのに直接話さずスマホを通じてやり取りをしている友達の姿を見て、一緒にいるのに私と話してくれなくて仲間外れにされている気分で悲しくなったこともあります。このようにスマホは一瞬で全世界に自分の画像などが拡散されてたり、人を傷つけたりするので怖い機械です。だから中学生ましてや小学生には絶対に必要ないものだと思います。
私はどちらかというと勉強がそんなに得意ではありません。勉強するならずっと外で遊んでいたいし、ずっと体を動かしていたいです。でもそういうわけにはいきません。でも、やる気スイッチが入るとずっと集中して勉強することができます。自分の成績が伸びているなと感じると、それはもちろんうれしいです。私は部活で陸上部の長距離と駅伝部に所属していました。顧問の若い先生がとてもとても陸上に熱い方ですごくスパルタ顧問でした(笑)。
練習がとにかくきつくて、ほんとにやめようかなと思う時期もたくさんありましたが最終的に3年生の11月まで部活をしていました。1年生の時は全然走るのが速くなかったのですが、2年生の後半から急にやる気スイッチが入って驚くほどタイムが伸びました。3年生の時には県でトップクラスに入るくらいまで成長しました。
ここで、私が駅伝をやっていた時の心に残っている衝撃のエピソードを話します。(今年の話です)駅伝部の中にレベルの高い高校を目指している男の子が一人いました。彼は朝練習(平日の学校前7時~8時まで)にずっと参加していたのに急に来ない日が多々増えました。
最初は練習がきつくて来るのが嫌になったのかなと思っていました。そして全国大会、関東大会の出場校を争う大事な県大会の2週間前に彼はいきなり退部すると言い出したのです。彼は走るのが速かったのでなくてはならない存在でした。そこで理由を彼に聞いてみると「お父さんに駅伝部の活動をしていると勉強がおろそかになるし、高い塾代がかかっているのにそんな中途半端なことはするな!って言われたから」と言っていました。
そして、駅伝部の活動を諦めたくないからお父さんに何も言われないように夜中の2時まで毎日勉強していたら朝起きられなくなって朝練習に来られなくなったと言っていました。彼は結局、練習に来ないままぶっつけ本番で走ることになりました。
そんな彼を見ていると私は親にすごく恵まれていると強く実感しました。なぜかというと、私は親に何事も反対されることなく最後まで全力でサポートをしてくれたからです。
私もギリギリまで部活をしていたのでもちろん受験勉強は大変でした。正直に言うと本格的に勉強を始めたのは12月の中旬くらいからです。私の場合はDKの自習室や毎週土日に10時から17時まで図書館で勉強していました。勉強内容は過去問を解き、時間がなかったので自分が苦手なところを集中的に復習しました。また、DKでもらった社会の一問一答などの教材はとても受験勉強に役に立ちました。もちろんわからないところはさとちゃんや兄に質問しました。
受験当日はとても緊張しましたが、いざ問題を解き始めるとすらすら解くことができて不安は全然ありませんでした。面接も家族とずっと練習していたのですらすら言うことができました。そして第一希望の公立高校に合格することができました。
人はやる気が出たもん勝ちだと私は思います。学校や塾のように勉強を押し付けられるのではなく、自分の力でどこまでやれるかが大事だと思います。
これからもDKで培ってきた力と自分で培ってきた力で頑張っていきたいと思います。
改めて、さとちゃんありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。
サトより
この子の出場する駅伝大会を何度か応援に行きました
細い体で、全力で走る姿に心を打たれるのですが、
短距離と長距離の間くらいの、なんとも言えない距離の区間を、
自分の力を調整しながら全力で走る難しさを想像しながら見ていました
スパートのために余力を残しているのか、
先行逃げ切りでいくのか、
駅伝の戦略には詳しくないのですが、
選手のその日のコンディションなども、走り方に関係しているのだろうと思いました
まだ中学生で、成長期の子どもたちです
陸上を専門に生きている訳ではないのです
それなのに、朝に晩に練習を重ね、
勉強や時には自分の好きなことに使う時間も確保しようとすれば、
それはそれは過酷な日々だったと思います
ある日のレースで、
ものすごいラストスパートをかけたこの子を見て、
ああ、こういう生き方もかっこいいかも、と思いました
そして、
秋も深まるまで部活を引退せず走り続けたこの子は受験でも見事なラストスパートを見せてくれました
きっとへとへとに疲れていたでしょうに、
休むことなく、ペースを落とすこともなく、両立を続け、
引退後は書いてあるように、自分に必要な勉強を自分で探して進めていたんだと思います
勉強は得意ではない、というようなことが書いてありますが、
決してそんなことはありません
小学校や中学校の勉強は、型にはまっているイメージ
その型をたくさん知っていれば、点数も取れる感じ
でも、小さい頃から型にはまることが好きじゃなかった、自由だったこの子が、
ただただ自分の体だけを使って風に向かって走っていく競技を選んだように、
これから先の勉強は、
もっともっと自由に、自分だけの思考力を生かして、
きっと楽しめるものになっていくことでしょう
きっと、もっといろいろなことに挑戦して、
自分らしく伸び伸びと人生を楽しむ大人になることでしょう
こちらこそ、これからもよろしくね
卒業おめでとう