2MX06 これは教室の生徒の作品
ぎゃあぎゃあ遊んで騒いだ直後、
しーんと静まりかえる様子は、
見学に来てくださる大人の方をいつも驚かせます
静かにしなさい、なんて言う必要のないクラスです

先日、
リモートはじめてどんぐりを受講してくださった保護者の方からその後のどんぐりタイムについての報告メールが届きました
このやりとりをした生徒さん、年長さんで、新1年生です

掲載についての承諾を得たので、ここで紹介致します

レッスン後、よい変化があったのでぜひご報告したくメールいたしました。
 
先生からお話を伺い、ブログ記事もじっくり読ませていただいて
まずはメディア制限をしっかりして、正解してほしいという気持ちを手放すように心がけました。
どんぐりタイムでは「ぜんぶお宝行きでも全然問題ない」と自分に言い聞かせ、息子の絵を楽しむようにしました。
すると、いままで渋っていたのが次第に抵抗がなくなり、「どんぐりやらない?」と誘うと「いいよ~」とすんなり応じてくれるようになりました。

先日はOMX60をやったところ不正解で、「答えは違うけど、いい絵が描けたね。今日はこれでおしまいね」と言うと「えー!答えは?」と食い下がってきたので「答えは教えないよ。また今度やろうね」と切り上げました。
すると翌日、おもむろに「おじいちゃんの車は6個でお父さんの車が5個ってことは…」と自分から問題について話し出したので驚きました。
 
楽しくやる、正解を教えない、メディア制限をするという手法の意味がようやくわかった気がします。
 
正解を教えないから、子どもが自分なりに「どうすればよかったんだろう?」と考えるようになるんですね。また「正解しなきゃいけない」というプレッシャーや負の感情がないから自然に考えるようになっている。かつメディア制限をしていて暇なので考える時間がある。

いままで、親がすべきことは子どもを「教え導くこと」だと思っていましたが、そうじゃない(むしろ余計なことをしない、させない)んだということがようやくわかった気がします。
私としては息子が親の促しなしに自ら考えようとしていたことが嬉しく、ご報告させていただきました。
 
これも先生のご指導のおかげです。ありがとうございました。  

とはいえまだまだ声がけなど細かいところで迷うことが多く、また後日メール添削もお願いできればと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。


感謝したいのはこちらの方です
大切なお子さんの大切な時間を、私に少しだけ分けてくださったこと
どんぐりを自ら学び、ご自身の思考を変え、理解に繋げようとしてくださっていること
そのことを、こんな風に報告してくださること
私と話したことで気づいてくださったことを、
目の前の我が子にこうして一生懸命、なんとか反映しようと努力してくださること
そんなお母さんの姿を見せていただいて、
感謝、感激するのはこちらの方なんですよ

年長さんから1年生へ
まだまだ小さくて、その両腕にすっぽりと包み込めて、
お母さんやお父さんの存在が世界のほとんどを占める、その頃の子どもたち

いま、その子に必要な事はなんでしょう
じっと見つめ返してくれるその目に、
何を映し、
小さくて柔らかいその耳に、
何を聞かせればいいでしょう

しばらくの間、電子機器を遠ざけ、
教え導くことを控え、
正解すること、できることに価値を置くのをやめて、
子どもの様子をこんな風にあたたかく、優しく観察して、気づく

なんて柔らかで、素敵な関係なんでしょう

もちろん、
進んだり、戻ったり
また、家庭内だけではない子どもを取り巻く環境に、時には惑わされたりすることもあるでしょう
でも、
しばらくは家庭で守れます
これからしばらくの間、家庭で守りさえすれば、
その先は親は何もすることがないっていうくらい、
逞しく、賢く、優しく成長していきます
電子機器だって、健全な心身と、考える頭が育っていれば上手に扱えるようになります

どんぐりは決して、禁欲的で厳格で極端な教育論ではありません
子どもにとってはごく自然だった生活様式を、
現代に蘇らせて、本来の健康的な成長を守る方法です

大人も、
しっかり一度立ち止まらないと、そのことがわかりません
そして、わからないまま「無理だ」と決めつけたり、
「極端だ」と否定したりしてしまいます

いいえ、無理ではないし、極端ではないんです
私の近くにはこういう親子がたくさんいます
その子どもたちの目は輝いていて、
自分で考えること、自分で楽しみを見つけることにいつもワクワクしています
そんなの当たり前すぎて、
どんぐりのことなんか忘れているくらいに

それでいいんです
小さい頃一生懸命あつめたどんぐりが、
庭の隅や、引き出しの奥で忘れられているように
どんぐりはそれでいいんです

だってその時には、宝物だったはずだから
集めて、入れ物にいれて、磨いたりなんかしてみたり
それでも、
大きくなったら要らなくなり、忘れていく
それでも、
どんぐりはその時、宝物だった
そのことに嘘はないのだから

そしてそのうちの1個が、
芽を出し、枝葉を伸ばし、こんなに大きく成長することもあるのです